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【実践ガイド】住信SBIネットへの外貨入金|外貨建て保険解約後の手続き

ドル建て保険を解約して、自分の口座に解約払戻し金をドルで入金する場合があります。

ですが銀行によっては円でやる場合と違って、少し複雑な手順となり戸惑います。

本記事では、住信SBIネット銀行(以下、住信SBI)への外貨入金の手続きをオススメしています。

手続きの方法を解説すると共に、なぜ住信SBIなのかも少しお話します。

住信SBIをオススメする理由に関心がない方は、飛ばして先に進めて下さい。

ある金融機関(保険会社等)から住信SBIへドルを送金(入金)する場合、通常より少し手間がかかります。

それでも住信SBIの利用をオススメするのには、入金されたドルに対して次の理由があります。

  • ドル円の為替手数料が安い
  • 換金がスマホ等で即時にできる
  • 狙った為替レートで換金できる

外貨を取扱っている銀行の多くは、ドル→円に換金する場合の手数料が、住信SBIに比べ非常に高くなります。

またドル→円への換金依頼をしてもすぐには実行されず、翌営業日の○○時以降に行われるなどズレがあります。

そのため実行しようとしたときの為替レート実行されたレートとに大きな乖離が生じます。

ならばその対策として、一旦ドル送金が簡単な銀行にドルを入金してから、その後そのドルを住信SBIに振り込めば良いのではと考えますが、円とは異なりドルの場合には数千円の振込み手数料が掛かります。

ですので入金後の手数料の安さや、取扱いの手軽さを考えると、住信SBIがオススメとなります。

更に、SBI証券で投資を行う方にとっても非常に便利です。

実際の手順は次の項で説明しますが、まずは大まかな手続きの流れを説明します。

最初に住信SBIネット銀行で円普通預金の口座を開設し、その後、外貨普通預金の口座を開設します。

住信SBIネット銀行の口座開設が完了した後の流れは次のようになります。

出典:信SBIネット銀行

『ご依頼人さま』というのは、ドル建て保険等を扱う保険会社、すなわち今回解約の手続きを申請する保険会社になります。

『送金元の金融機関』はあまり深く理解しなくても良いです。

住信SBIネット銀行にドルを入金するのに、よく分からないけど中継銀行ってのが必要なんだな、くらいに理解しときましょう。

『お客さま』というのが、あなた自身となります。

実際の住信SBIの手続き説明はコチラ→ 住信SBI 外貨送金受取サービスの流れ

円口座→ドル口座の順に口座を開設します。開設手順は「よしまる」さんの次の記事が参考になります。

ココをクリック→ 円普通預金口座の開設

ココをクリック→ 外貨普通預金口座の開設

保険会社に保険の解約の意思を伝え、解約手続きに必要な書類を送付してもらいます。

手順①の外貨口座が開設できたタイミングに、解約書類が手元に届くと時間的にもスムーズです。

ただし解約手続き書類には有効期限があるものもあります。時間的な余裕を考え、外貨口座を開設した後に書類が届くようにしましょう。

ここが非常に分かりにくいところです。

銀行によっては、保険会社から送付された必要書類に外貨普通預金口座の口座番号を書くだけで入金できる銀行もあります。

ただ住信SBIネット銀行ではそれだけでは済まず、次のような『見本内容を記入した用紙を別に添えて送付する必要があります。

この用紙はフォーマット等はないので、ご自身が1から準備します。

出典:住信SBIネット銀行

私のやり方が正しいかは疑わしいですが、私の場合は保険会社からの書類に銀行口座のみを記入せず、そこに『銀行口座については添付を参照下さい』とタグを貼り付けて提出しました

それで問題なく入金されました。

確実に1回で手続きを完了させたい場合は、その方法で問題ないか事前に保険会社へお問い合わせ下さい。

では添える用紙について説明します。必ず上の表の左枠にある項目名も記入するようにして下さい。

また上の見本と異なる点がありますので、注意して記入して下さい。

(1)『依頼人名』「御社名、住所をご記入下さい」と記入(保険会社の情報)

(2)『送金区分』「電信送金」と記入

(3)『取扱通貨・金額』「USDXXXX-」と記入(XXXXはドル入金額を記入)

    ※わからない場合は、保険会社に記入してもらうため「ご記入下さい」等書いておく。

(4)『受取人取引銀行』「NTSSJPJT」と記入(住信SBIを指すコード)

(5)『支店名/住所』「XXX支店/東京都港区六本木1丁目6番1号」と記入

    ※ “XXX”はご自身が開設している住信SBIの支店名を入れる

(6)『受取人口座番号』ご自身の外貨普通口座の支店番号(3桁)と口座番号(7桁)を記入

(7)『受取人名』ご自身の名前を記入

(8)『支払銀行手数料』「送金受取人負担」と記入

   ※ もし保険会社が負担することが明らかな場合は「送金依頼人負担」と記入しましょう。

(9)『中継銀行』「“BKTRUS33”か“CHASJPJT”かどちらかでお願いします」と記入

   ※ 保険会社側の都合で選択。我々より保険会社等金融機関の方が本内容について詳しいと思われるためお任せしましょう。

準備ができたら、保険会社が指定した書類にこの用紙を添えて、保険会社に返信します。

書類を送付した後、しばらくすると住信SBIから『外貨送金お受取りに伴うお手続きのお願い』というような、外貨が送金されたことを知らせるメールが届きます。

メールの内容に従って、問題ないことを確認/承認する手続きを行います。

注意点として、この承認手続きには期限があります期限を過ぎないようにこまめにメールをチェックしましょう。

どのくらいでお知らせメールが届くは金融機関によるためハッキリしませんが、1~2週間をイメージしておくと良いかもしれません。

手順③の承認が完了すれば、比較的すぐに口座にドルが入金されます。

住信SBIのご自身の口座にアクセスし、口座に入金されていることを確認をしましょう。

外貨の送金(入金)や振込み等は、円とは異なり少し複雑です。

分からないことやちょっとした疑問があれば、金融機関に問い合わせて確認しながら手続きしましょう。